実験life〜人生当たって砕け散る〜

社会人5年目 読書とサッカーと日々のお仕事。やってみたいことをやってみる。誰かに届く小さなきっかけを与えられたらな。

特別企画:読書会:D1周年記念インタビュー「僕は孤独を解消したい」

先日、開催1周年を迎えた読書会:D(読書会スマイル)。

あいにくの自粛ムードであり、1年の節目のタイミングでは開催ができなかったが、4月11日(土)に主催者のでちさん(@dechichide )にオンラインインタビューに応えてもらった。

 

駆け出しのライターの私に対しても気さくに話しかけてくれて、終始和やかに進めることができた。読書会のあり方から今後の展望まで、ご自身の考えが存分に語られた。

 

私:

初めまして。今日はよろしくお願いします!

 

でち:

初めまして、こうやって話すのは初めてだよね。硬くならずリラックスしてやりましょうね。

 

Theme①:そもそも読書会なんて興味がなかったーー。

あの福沢諭吉も夜に読んでいた!? 「夜の読書」がもたらすメリットが ...

私:

改めて、読書会開催1周年おめでとうございます!

 

でち:

ありがとうございます!まさかここまで続くとは思ってなかったよ。笑

 

私:

なんだかんだ毎月やられていますよね?今何回に開催しているんでしたっけ?

 

でち:

3月までで21回かな。去年の4月に、12カ月は連続で毎月1回開催するって宣言しちゃって…。

 

私:

結構なペースで開催していますね!連続開催の方も達成されたのですか…?

 

でち:

なんとかね、これは結構大変だった。でもやる時はやる男だからさ。笑

 

私:

さすがです…笑

ちなみに、読書会を始めようと思ったきっかけってなんだったんですか?

 

でち:

うーーん…ぶっちゃけ読書会自体にはあんまり興味なくて。

僕はもともとすごく寂しがりなんだよね、それで人との繋がりを持てる場を作れないかなって考えていて。

話が逸れてしまうけど、もともと全国転勤の会社に勤めていて、ものすごく田舎に転勤になって、自分が感じた孤独感みたいなものを、転職をきっかけに解消していける時間を作りたいと思ってた。

Twitterはもともと読書系のことをよく呟いていたから、だったらまずは読書会を開いて見ようかっていう風になった。

ほら、読書好きな人って、結構繊細で内向的な人も多いイメージないかな?だから「孤独を解消する」という意味では親和性はあると考えてたんだ。

 

私:

確かにあるかもしれませんね、感受性豊かな方が多いような…。

読書会を開催するにあたり、参考にされた読書会って何かあるんですか?

 

でち:

いや、ない。笑

未だかつで他の読書会に行ったことはない。

 

私:

えっ、そうなんですか!?

 

でち:

だから「唯我独尊、我が強いやつ」って思われてそうなのはちょっと怖いよね。笑

 

私:

ちょっとそのイメージあります…!

 

でち:

おい。怒

 

私:

すみません。汗

その「孤独を解消させたい」という目的では、1年経って達成できたのでしょうか。

 

でち:

まだまだ道半ばだね…。

というか、終わりがないことに挑戦している気がしてる。

確かに、今まで出会えなかったはずの人と会えるきっかけを与えることは、できているんじゃないかな。

だけど、それが参加してくれた人たちにとって、「ここにくれば安心できる」と行った空間にできているかは、全然自信ないな。

 

私:

なるほど。

1度の参加でそのレベルまで引き上げることは難しいですよね。

 

 

Theme②:参加者が温かな空間を醸成してくれる、非日常的なひと時を。

皆が愛する、静寂を楽しむカフェ。アール座読書館に行ってきたよ ...

私:

もう少し、この1年のことを聞かせてください。

逆に、手応えを感じている部分はありますか?

 

でち:

誤解を恐れずにいうと、「参加者の質」かな。

正直、毎回不安はあって。どう行った人が来てくれるんだろう?うまく場を回せるかな?みたいな。

でもそこは、僕がどういった考えのもとで読書会を開催しているかを理解した上で来てくださる人がとても多くて、運営に困ることはまずないな。

 

私:

「今に、小さなきっかけを」という開催理念があるんですよね。

 

でち:

よく調べてくれてるね。笑

仰る通り、例えば「読書会って参加したことないけど、どういうものなんだろう…」とか、「Twitter上で本の話はできるけど、日常そんなに本の話できる人いないよなー」とか、そういった思いを持っている人に、何か一歩でもきっかけを提供できたら嬉しいなって思ってる。

 

これを理解してくれて、なおかつ「いいね」って思ってくれている人はリピートしてくれているんだろうし、主体的に空気醸成にも努めてくれていると思う。

 

私:

いいですね!参加者を超えて、その場を盛り上げてくれる人たちがいると心強いですよね。

 

でち:

超助かってます。笑

 

私:

ちなみに、どなたかって聞いてもいいものなのでしょうか…?

 

でち:

言っていいのかな? ヨウさん(@bookminimalist)とか木霊さん(@Forester753)、Soraさん(@Sora15006681)、紗月さん(@satsuki_books)あたりはかなり主体的に関わってもらってます!

あと、別軸ですが、ごきげんさん(@gokigennabook)、えぇやんさん(@eeyanasakatsu)は、ご参加いただいた回数こそ少ないですが、主催者を経験されているのでさすがの立ち回りを見せてくれて、とても助かったことを覚えてます。

※(内)は全てTwitterアカウント

 

私:

多くの人に支えられてる…!載せちゃって大丈夫ですかね?

 

でち:

あとで僕から謝っておきます。笑

もしNG出たら削除してください。

 

私:

それと、京都にも行かれていませんでしたか?

 

でち:

そうそう!その時も参加者の方に恵まれたなーと思っている。

未踏の地で、関西の方々相手に会を開くって大アウェイじゃんね。笑

 

私:

確かに…でもでちさん、とても楽しまれていた記憶があります。

 

でち:

そうだね、旅行も相まってとても記憶に残っている会だな。

関東での開催と同様に、温かい空間を皆さんが作ってくれて、本当に人に恵まれているなぁと感じてる。その時にもらった感想とか、その後いただいたコメントがすごく嬉しかった。

ちなみに、もるさん(@67yellow_rose)、かずさん(@kazumaru222)、椿さん(@bety26645620)あたりとは今でもちょくちょく連絡取らせてもらってるよ。

 

私:

そういう意味では、でちさんにとっても「小さなきっかけ」だったんじゃないですか?笑

 

でち:

そうね。笑

まぁ、大きすぎるきっかけだったかな!

 

Theme③:「小さなきっかけ」を広げ、深めていく飽くなき野望。

Group Business People Crossed Arms Pile Win Stack Hands ...

私:

書ききれないくらい語っていただいてますね。笑

 

でち:

なんとかまとめてよ!でも、時間もそろそろだね。

 

私:

そうしたら、今後の読書会について、どう言った方向性で開いていきたい!みたいなビジョンってあるんですか?

 

でち:

「広めること」と「深めること」を両輪で進めていきたいな。進化と深化なんておしゃれな言葉を使うこともあるんだけど。

 

まだまだ「孤独の解消」という意味では、孤独を抱えている人もたくさんいるだろうし、何か「小さなきっかけ」を提供できるように、全国各地で読書会として開催していきたいと思ってる。

もしかしたら、かつて自分がそうだったように、本来は地方だからこそ孤独に感じている人が多いのかもしれないしね。

 

私:

そうですね、47都道府県でも開催宣言もされてましたね。笑

 

でち:

またいらんことを覚えてる…汗

確かに、そういう意味では全国で開催したい野望は常にありますね。

 

私:

「深める」の方も聞かせていただけませんか?

 

でち:

うん。幸いにも提供できたきっかけって、まだきっかけにしかなっていなくて。

もっと人と人とが繋がることの尊さを、活動を通して感じられるようにしていきたいと思ってる。

だから、読書会で出会ったメンバー同士で新たな取り組みをしたり、ゆくゆくは大きなコミュニティとして活動していきたいな。

このバランスを取るのは、2年目のミッションであり、課題かな。

 

私:

なんか最近、人狼ゲームもやられてますよね?

それもその一つの取り組みだとしたら納得です!

 

でち:

人狼は…完全に僕の趣味。笑

 

私:

まぁ、そうですよね。

色々お話いただきありがとうございます!

 

 

…そろそろライティングも疲れてきたので、締めましょうか。

 

でち:

そうだね、俺も疲れてきた。

 

***

 

私&でち:

ここまで読んでくれた皆さん、ありがとうございました。

お気付きの方もたくさんいらっしゃるかと思いますが、今回の対談は

「インタビュアー:でち、インタビュイー:でち」で書かせていただきました。

 

本当にね、めっちゃ疲れた。笑

だけど、書いた内容に嘘偽りはないです。

2年目の読書会:Dは、上述の通り進化と深化をして参ります。

これまで参加してくださった方、まだ見ぬ読書好きの方々、ぜひこのコロナ騒動が終わり次第、どこかでお会いしましょう!

 

 

それでは、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。